園芸療法その6:夏の花の植え付けで

横浜市青葉区のグループホームで、アメリカ園芸療法協会認定正園芸療法士T先生の指導のもと、利用者さんと一緒に夏の花の植え付けを行いました。

夏の暑さに強く(地植えだと)水遣りも頻繁にしなくてすみ、秋まで長く咲き続ける種類がよく、先生のご指導により、今回は「ジニアプロフュージョン、バーベナ、トレニア」の3種類4色の植え付けとなりました。

一緒に作業する入居者さんには必ず花の名前をしっかりお伝えします。その際は「ジニア」というより「百日草」、「トレニア」というよりは「夏スミレ」と言った方がよいのが一般的だと思います。これはT先生がよく注意してくださることですが、実行してみると毎回うなずけます。カタカナより漢字の方が頭に入りやすいという点では私たちも全く一緒。また「長持ちするから百日草」とか「スミレではないけれど花びらがスミレに似ていて夏咲くから夏スミレ」と、季節感や名前のいわれなどとつながっていることがよくわかり、説明する方も納得しながらお話できます。こんなことでも利用者さんと近い目線で話ができるようになり、共通認識を得ることができるように感じます。

夏の花の植え付け 
作業では、できるだけ体に負担の掛からない環境づくりが大切です。もちろん100%整えるわけにはいかないのが現実ですが、ここには作業のしやすい花壇が作られています。
車椅子の方だけでなく、どんな方でも腰の高さに花壇があると植え付けの作業が楽になります。もう少し低い位置にも花壇があるのですが(奥左上の方)、身体状況を考慮して作業を行います。

しゃがんで話す
相手の方と目線の高さを合わせるには、こちらがしゃがむ姿勢をとった方がよい場合もあります。(男性) 目線の高さを近くして、また下からやや上を見て話をすると共感が生まれやすいのは不思議です。

この濃いピンクのジニアはいかにも夏に発色がよさそうです。花びらが厚く、裏側は白にうっすらグリーンが入っています。
このホームは軽度の認知症の方がいらっしゃるのですが、特に花の「色」の効果は大きいなと感じます。色そのもので視覚を刺激するだけでなく、昔の記憶を呼び起こしたり、季節の変化を認知したり、愛らしさを感じることでほっとし、精神的に安定させるようなところがあります。花の美しさへの感性は人生経験が受け皿になっている、と強く感じます。

この記事へのコメント

2005年05月27日 07:45
北海道は春がやっと。。。なのにもう夏のお花植えてるのですね!
園芸療法とても勉強になります。(普段なかなか気づかない事が分かって)
ありがとうございます。(^^)/
ミントのみん
2005年05月27日 08:48
気の向くままにさん、
北海道のこの時期の自然は本当にあこがれます。雪が残る山が本当に素敵だし。
園芸療法についてはどの部分を出そうかとても迷うのですが、時々こうやってアップできればよいなと思っています。

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