園芸療法その8:ロケット(ルッコラ)の種まきでの工夫

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昨日は、世田谷区立の芦花ホームで園芸療法の活動を行ってきました。京王線芦花公園駅近くの閑静な住宅街にある特別養護老人ホームで、施設も充実しており、700人以上待機者がいらっしゃるという、人気のあるところです。
我が家からは2時間近くかかるのですが、昨年東京農大の実践講座で来ていました。

さて、種まきは「命を育てる」という意味で園芸療法の本質に近い要素があるものではないか、と思います。
ただ、実際種まきが園芸療法では扱いにくいとされている理由は、
1.タネが細かいので作業が難しい 
2.その場で結果がすぐに見えない 
ということにあります。 たしかに一般的にもそういうことはありますよね。

しかし、この世代の殆どの方は種まきを経験していらっしゃり(もちろん個人差があります)、認知性の方でも体を通して経験されたことは体が覚えていることもある、と言われているそうです。
そういう意味ではトライする意味は大いにあり、かもしれません。

種が細かいので、園芸療法士の先生から工夫を教わりました。その一部をご紹介します。

これはすじ蒔きでの工夫です。パーライトの細粒を敷き、「どこに蒔くか、どこまで蒔いたか、どんな感じで蒔けたか」がわかりやすくしました。この写真では一列ですが、左側にもう一列いれて二列にします。
種まきでの工夫
また、指先が利きにくい方は、人差し指の腹をおしぼりで濡らし、指の腹を下に向けて種を押し付けてから土の上に指を持って行き、もう片方の手で叩いて落とすのがよいでしょう。

種まきした後は、白いパーライトの部分をつまむようにして土をかぶせます
すじ蒔き後の覆土

そして、発芽した様子の写真をお見せし「来月食べられる」楽しみがあることを説明しました。

ちょっとした工夫で細かい種を蒔くことができました。もしかすると、私たちのガーデニングにも役立つことがあるかもしれません。

次回は、種まきでの注意点で、高齢の方のみでなく私たちも知ったおいた方がよいことについて書きたいと思います。

この記事へのコメント

ひぃ~
2005年09月11日 21:15
あ~昨日、昨日この記事を見たかった0(><。)ノ”
そしたら明日の記事を見て種蒔きが出来たのに・・・
そう、昨日は10日でキリが良いからとルッコラの種を蒔いてしまったのです、残念!

でも実践講座があるなんて知りませんでした。
面白そうですね。
だけどこの記事を読んでたら今は亡きおばあちゃんを思い出しちゃいました。
一緒に野菜を育てられたら楽しかっただろうなぁ~
ミントのみん
2005年09月11日 23:26
ひぃ~さん、
野菜やハーブの種まきといったら、ひぃ~さんですよね!いろいろ工夫をされていて。
これは、農大の園芸療法関連講座の仕上げみたいな実践講座なんです。関連講座は殆ど終了していますが、まだ少し残っています。
おばあさまのことを思い出していただけて、嬉しい気持ちになりました。
2005年09月12日 10:58
植物を通していろんな活動をされているんですね。
動物や植物の癒しの効果が、最近注目されるようになりましたね。
動物に触ったり土いじりをするだけでも気持ちが穏やかになりますが、植物の種を蒔くということは、新しい命の誕生に関るという別の感動があり、より一層心に響くものがあると思います。
植物に限らず生き物に触れるということが、命を見つめることに繋がるのだと思います。
今回のミントのみんさんのブログ拝見して、改めてそう感じました。
花猫
2005年09月12日 11:09
土をいじるだけで健康に良い効果があるそうですね。
収穫も出来る種まきは楽しみがあっていいですね。記事の続きを楽しみにしています。
kazuyoo60
2005年09月12日 13:47
ボランティアなさっておいでですか。この方達に触れられるのも、良い経験になると思います。ご苦労様という気持ちもあります。(笑い)
ミントのみん
2005年09月12日 16:37
>ブルーデージーさん、
種まきはフラワーアレンジや寄せ植えと違って目に見えないものがあるので、確かにむずかしいんですが(蒔いたことを忘れている人が殆どなので・・)、たまには楽しいと思います!おっしゃるとおり土を触ることでほっとする人は多いんですよね。(例外もありますが・・・)

>花猫さん、
食べられるのはやはり楽しみがありますね。
でも理想どおりにはいかず、虫にくわれたり、「まずい!」って言われちゃうこともありますけれど・・・(^^;)

>kazuyoo60さん、コメントうれしいです。
お体、無理なさらないでくださいね。
さてたしかにここまでセットするのは大変な作業なのです。でも植物と人を相手にするのって、楽しいです。この年代の方は大抵植物や土に親しみがあるのでよいのですが、私たち以降の年代がこの年齢になったら、こうはいかないかもしれません(^^;)
2005年09月12日 16:50
ミントのみんさん、園芸療法のボランティア
ご苦労様、なるほどパーライトのすじをつけると、何処にまくか、はっきり分かりますね、
種をまき、花をつけるのもさることながら、ボランティアの皆さんとの手取り足取りの交流や
会話もお年寄りの方には、楽しみなんでしょうね、次回も楽しみにしています。
ミントのみん
2005年09月12日 20:54
ドンとボスのママさん、こんばんは。
ちょっとしたことなんですが、私たちがやるときにもいつか使えそうなことだな、と思ったのです。これをどういうときに使うか、きっと自分で何かの時に気づくんじゃないかな~と思うと、またまた先が楽しみになります(^^)

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