葉見ず花見ず、ヒガンバナ

ヒガンバナ、10月になってのアップになってしまいました。
ヒガンバナ
その花のイメージから、庭に植えるには少し勇気がいりましたが、いつもお世話になっているMおじさまが2年ほど前に分けてくださったので、それはもう、ありがたくいただきました。

後ろになんとなく見える群生は、Mおじさま宅のヒガンバナです。

開花時のヒガンバナの足元知ってはいたものの、「葉見ず花見ず」と言われる意味を実感します。

ヒガンバナは球根植物ではありますが、葉が出る前にいきなり茎がぐーんと伸びて花が咲きます。花時に葉がありません。

そして花が終わったあと葉が出始め翌春まで茂りますが、その時、花はありません。
左の写真は雑草だらけですが(笑)、ヒガンバナの足元を撮ったつもりです。

すぐ傍でみていると、葉がない状態でいきなり伸びてくる太い茎に花が付く様子は、やはりどこか異様です。

ここでは突っ込むのをやめますが、日本のヒガンバナは3倍体ということで、非常に種子ができにくいのだそうです。種子が出来ても発芽に至ることは殆どないとか。
種子ができればそれは相当貴重なようですので、花後も観察してみようと思います。

中国から入ってきたと言われるヒガンバナですが、種子ができずにこれだけ日本各地に分布するのは、やはり人が球根を掘り上げて移動させたのだろうと言われています。

ヒガンバナの球根は有毒物質が含まれていて決して口にはできませんが、その澱粉自体は無毒であるためそれを取り出す工夫がなされて飢餓対策として食用にしたからとも言われます。また田んぼの畦道や墓地などにあるのは、有毒物質を利用したネズミやモグラ対策として植えたものなのかなとも想像したり・・・。(勝手な想像ですので、正確なことはわかりません)

ヒガンバナにまつわる話は多くありますが、「草と木と花の博物誌」というサイトが参考になります。実に不思議で奥深い植物です。

この記事へのコメント

2007年10月03日 05:49
不思議な花ですが彼岸が来ると迎え火のごとく咲いてくれるので人気がありますね。田圃の畔をモグラ君がトンネルを掘ってこわすと困るので農家ではよく植え込みます。地下系ががんじがらめに伸びるのでモグラ君が活躍できないそうですよ。先日箱根湯元から50年ぶりで電車に乗り強羅まで往復しましたが、沿線にはアジサイの残花の傍らでヒガンバナが沢山咲いていました。
ミントのみん
2007年10月03日 06:39
目黒のおじいちゃん、ありがとうございます。
そうですか、がんじがらめになった地下茎でモグラが動けなくなるのですか。有毒であることも関係しているのでしょうね。
kazuyoo60
2007年10月03日 06:56
3倍体ですよね。種らしいのを見た記憶はありますが、その後がどうなったのか注意してませんでした。救荒植物のこと、毒抜きのこと、更に和服の洗い張りの糊にもなることなどかなり昔から知っていました。
紅い花は綺麗です。我が家では切り花でも楽しんでいます。
2007年10月03日 11:28
彼岸花は3倍体…??? 調べてみて種ができにくいのを知りました。なんとまあこんなこともあるのですね。それに畦道に植えるのは、モグラ対策だと聞いたことがあります。地下茎に引っかかるとはお粗末な話ですね。
私もこの花は大好きですが、植えるのは好まれないようですね。でも可愛くて大好きです。先日白花を初めて見てきました。イメージが全く違うのですね。次はどこかにオレンジがないかと探してみます。今年は無理かも…汗。
ミントのみん
2007年10月03日 21:15
>kazuyoo60さん、
私はどうしてもよくない先入観があったのですが、これも縁。傍でみるチャンスをもらいました。昔の人の知恵はすごいです。

>おばブーさん、
白い花は綺麗ですね。私は白の方がスキかもしれません。こちらの気持ちの持ちようでイメージがかわってくるかもしれません。
お隣に広がっているので、我が家はこの数本で十分という気もします。
2007年10月03日 22:23
ご無沙汰しました。我が家も毎年お彼岸の頃彼岸花が咲き秋の到来を感じます。この花は膝に水が溜まったときの漢方薬として利用した球根の残りを植えたものです。もう20年近く昔の事ですが。今年はblogのTさんから頂いた白い彼岸花も咲きました。
ミントのみん
2007年10月04日 22:22
つくしさん、お元気でいらっしゃいましたか。
そうだったのですか。やたらには無理でしょうね。20年も経っていたら、さぞ綺麗でしょう。
2007年10月04日 23:13
同じ赤ではシナヒガンバナが2倍体で掛け合わせに
利用されると、専門のページにありますね。

ウチのピンク色のは昨年結実して、取り蒔きしたもの
が発芽したのですが、その後あっけなく消滅しました。
タネからはかなり大変みたいです。
ミントのみん
2007年10月05日 06:49
しながわさん、おはようございます。
巾着田へ行っていらしたんですね。
掛け合わせに利用されるというような話、ありました。日本のものは種ができても発芽後育たないようです。
種でふえないのに、あちこちにこんなにあるなんて、やはり人間との結びつきが深い花なのだなと実感します。

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