台南・安平のガジュマル

前回の記事の続きです。
台南の西の安平にある、安平樹屋というところへ行きました。
ここは、ガジュマルが倉庫の建物を食い尽くしている状態がよく観られます。

安平は台湾で最初の1865年に開港し、外国商人が安平に商社を設立しました。
その後「大日本塩業株式会社」の倉庫となりましたが、戦後台湾製塩の所有となった後事務局が移転し、倉庫が荒れ果てて、たくさんのガジュマルが生い茂って倉庫を覆い尽くすという奇抜な景観となったとのことです。

パンフレットには、「安平樹屋のガジュマルは侵略性を持った樹木で、自らの繁殖地を拡大する傾向がある。また極めて強い排他性を持っているため、その周囲で他の植物を育てることは非常に困難である。ガジュマルの根からは石灰岩を溶かす根酸が分泌されるため、石灰質の土地での繁殖に適している。安平樹屋のガジュマルはこの特性をうまく利用して、砂糖水と灰が含まれたレンガの壁を這い上がりながら絡みついたものである」とあります。

侵略性、排他性がここまで極端なのは「安平樹屋のガジュマル」の特性なのか、一般的なガジュマルの特性なのか、この文章からはよくわからないところがありますが・・・、それはもう、強烈な印象です。
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夢かアニメに出てきそう…。
鉄骨で支え直してあります。
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壁が食われる…!
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本当に、侵略されています。
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建物の上に上ると、マングローブの林が見えます。
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詳細は割愛しますが、とても面白いところでした。


そういえば、高層ビルが見える台北近くにも、マングローブが茂っていました。
ここは台北のすぐ新北市の淡水です。
ガジュマルが、いい雰囲気に手入れされていました。
ちょっと、安平樹屋とは違います。違いがまた面白いです。
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MRT(地下鉄)の「淡水」の手前から、川岸にマングローブ茂っているのが見えました。
帰国して知ったのですが、MRTの駅名の「紅樹林」はマングローブだそうで、そこで降りてみたかったです。
下の写真の先の方向になります。
次回は行こうと思いました。
私が見た沖縄のマングローブ林は、のどかで開発されていない地域の印象があるのですが、この付近は高層ビルも見え、こんなところにもマングローブが生息するのかと、驚きました。
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淡水は、休日だったこともあり、大賑わいでした。

亜熱帯、熱帯地域の植物を見るのは、やはり楽しいです。
機会があれば、さらに自然の残るところへ行きたいなと思っています。

この記事へのコメント

kazuyoo60
2015年01月18日 11:26
床を破って筍が出ると昔話にありましたが、その比ではありませんね。
溶岩が家を街を飲み込んでいくのも何度かテレビで見ましたし。
2015年01月22日 19:32
ガジュマルの根に覆い尽くされて行く建物…すごい迫力です!
ジブリの映画のラピュタの最後の形を思い起こしました。
マングローブもそれぞれの場所に適応した形があるのですね。植物は太古から地球に形を変え品を変え棲み続けている生物です。そのしたたかさを見ている気がします。
ミントのみん
2015年01月23日 19:42
kazuyoo60さん、
本当にすごいです。これが一般的な話だったら、家がみな飲まれてしまいますよね。ここがたまたま条件がよかったのでしょう。

honeyoneさん、
そう、ジブリの映画を思い出します。
植物は動けないので、その場所への適応力がものをいうのだと思うのですが、どんな植物の生きる姿もすばらしい!
それだからこそ、自然を守っていかないといけないと感じます。
風景を観るというのは、そこに植生の違いが自然に入ってくるのだなあと思います。

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