フウセンカズラのハート、何のため?

フウセンカズラのフウセンが、徐々に茶色く色づいてきています。

画像まだ花も咲いており、青いフウセンも沢山ある中、第一弾の種採りをしました。

フウセンカズラで一番楽しいのは、種採りです(笑)。

画像フウセンごと採っていきます。

種採りは単純作業ですが、なぜだかふっと心が休まります。

特に種が大きいと、「採った!」という実感もありますし、指で風船を破る時に、ちょっとした快感があります(笑)。

画像ここからは室内での作業です。

大きくて、この可愛らしさを実感すると、「ああ、また来年も蒔こう」と思います。
母が遺した種から毎年続いているというのも、私にとっては貴重なことです。

それにしても、ハートは何のためにあるんでしょう。
画像フウセンを手で破ると、部屋が3つあります。
真ん中より上の部分に、種が張り付いています。
破った時にはすでにフウセンの部屋の内部に落ちていることもありますが。

その張り付いていた部分、球形の表面のハートを外側から覆っていた部分です。

画像ほら、こんな感じで張り付いていました。

もうここまで種ができあがると、パラッと落ちてしまいますが。


日本植物生理学会「みんなのひろば」の質問コーナーにも、次のような内容の質問と回答がありました。(一部省略しました)
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★とてもおしゃれな種ですが、あの白いハートの部分は何の役目をしているのですか?芽は種のどの部分からでてくるのですか?

[回答]白いハートの部分は臍といいます。種子が発達するとき、胚珠が心皮の胎座と呼ばれる部分にくっついていますが、その跡です。赤ちゃんが臍の緒で母体と繋がって栄養を貰っていたのと同様に胚珠も胎座を通して母体から種子形成に必要な栄養分をもらっていたのです。ハートの形には意味はありません。
勝見 允行(JSPPサイエンスアドバイザー)
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なるほど、ハートは臍の役割を果たしていたのですね。
種のハートにはなんとなく膨らみがありますが、臍として胎座につながっていたのです。

フウセンカズラの種子は胚乳がなく、ほぼ胚だとのこと。
胚に養分を供給して蓄えるために、このハートの部分は最後まで黒くならずに、胎座とつながっていたということのようです。
そしてハート型なら、臍として球形の種としっかりつなげられますよね。

ハートから発芽するのかしら・・・、と最初思ったのですが、そうではないようです。

なるほど!

フウセンカズラの種採りは「可愛い」というだけでなく、生命の連続性を感じられる、心休まる時間となりそうです。

この記事へのコメント

N
2012年09月02日 22:11
みんさん、フウセンカズラのハートの秘密、ありがとうございます。命を繋ぐ臍が、ハート型だなんて・・・

命と心を繋ぐハートの種。
素敵で不思議なフウセンカズラ。これからも、ずっと繋がってゆきますように。
ミントのみん
2012年09月02日 22:40
Nさん、
元気に育って、涼しげに伸びるフウセンカズラ。
地味だけど丈夫で、種の存在感があるところいいなあと最近感じています。
自然の力って、偉大ですよね。
kazuyoo60
2012年09月03日 10:33
沢山の風船が出来ました。種も沢山、良いのが出来ましたね。
ヘソとは、そういうのもなのですか。私は最初にお猿の顔と思ったのがずっとそのままできています。
ミントのみん
2012年09月03日 22:47
kazuyoo60さん、
顔で遊ぶのもありですよね♪
顔は描き方で表情が全然違って見えるから、楽しいです。
2012年09月04日 17:36
私もフウセンカズラの種は母から貰いました。
白いハートは臍なんですね。最後まで栄養をもらい続けた形が白く心臓型に残るのは偶然の一致にしても出来過ぎな感じです。これこそ事実は小説より奇なり…ですか。教えていただきありがとうございます。
あの小さな花がこんな立派な種を残すことが嬉しいですね♪
ミントのみん
2012年09月05日 07:33
honeyoneさん、
調べれば、ネットで色々なことがわかるものですよね。
臍がハート、面白いです。
まだまだ、沢山の花が咲いています。

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